プール雨

幽霊について

『エヴリバディ・ウォンツ・サム』

大学の野球部員が暮らすシェアハウスに新入生である主人公が入寮した木曜日から、大学の授業が始まる月曜の朝までを映した "Everybody Wants Some" を見てきました。とっても変な映画でした。木曜日に入寮してそのままディスコに行って、金曜日はそのディスコを追い出されたのでカントリーを聞かせる店で大騒ぎし、土曜日はパンクのライブに行った後寮でパーティー、日曜日は木曜日に出会った演劇科の女の子のパーティー。そしてほとんど寝ないまま新学期スタート。この乱痴気騒ぎはいつまで続くのか、ゾンビかかサメか殺人犯は出てこないのか(前情報なしで見ていた)……とぼんやりしていて、金曜の夜に(多分)5 分くらい寝た。目覚めると、なぜか客席があたたまっており、あちこちからクスクス笑いが起こるようになっていて、いつしか笑いは映画の中で起こってるのか、客席で起こってるのか区別がつかないように。寝ておいて何だけど、私も笑いました。あの 5 分に決定的な何かがあったらしい。将来を嘱望されている野球選手(それで奨学金を得ている)で、新学期が始まる前にガールフレンドができているような男の子とは無関係に生きてきましたが、楽しく眺めていました。車に乗ってるところとエンドクレジットが良かったよ。

お久しぶりの武蔵野館の水槽。