プール雨

幽霊について

クレームぎらい

ある人が満員電車で足を踏まれて「あ、すいません、足をどけてもらえますか?」「すいません、足が」って声を何度かかけたところ、相手に聞こえなかったみたいなので、ちょっと大きな声で「すいません! 足をどけてもらえませんか!」と言ったところでまわりの人が振り向いて、「うるさいな」みたいな顔をされる……というのは例え話として優れているなあと思う。
何らかのクレームなり要請なりが話題になるとき、すでにその前に延々やりとりがあって、そこの部分に全く無関係でいた人がおしまいの方の「大声」に舌打ちをするっていうのはよくあることだけれども、このときの「大声」の方ではなく「足どけてください」の方に耳を傾けるか、最低でも「そこまでに色々とあったんだろう」と想定するといった構えはどうやったら醸成されるものなのかなあ。