プール雨

幽霊について

みょうちきりんな料理について

 今日見た映画では妻がせっせとみょうちきりんな料理を作って、夫がそれを飲み干すために水をごくごく飲むというシーンがありました。妻の方は平気で食べる。

 わかる。

 つくった人は創造過程を知っているから、口にしたとき「わけがわかる」わけ。だから、相当まずいところまで、自分の料理は「まあ、こんなもんかな」って感じがしちゃう。わけがわかって食べるから。「タマネギ焦がしたからだな」とかね。だけど人が作ったものを食べる場合「……これはいったいなんだろう」って恐怖感がわいちゃうと思うんだよね。わかるわあ。
 ちなみに雨夫さんは、自分でつくったものは「おいしいかまずいかわからない」だそうです。そういう人もいる。