私の誕生月が 11 月。配偶者の誕生日が明けて 2 月。毎年 11 月から 2 月は食べて飲んで食べて飲んでの大騒ぎです。
いちばん最近の大騒ぎは昨日でした。
「旬菜 邑咲(むらさき)」さんに予約して、夫の生誕祭を祝いました。
この箸置き、ほしいような気がする。
どうなんでしょう。お店という非日常空間だからすてきに見えるのであって、家で見たらそうでもないのでしょうか。もはやわかりません。ほしいような気がします。
乾杯。夫はこどものとき食が細くて、お母さんは「この子いったい、どうやって生きているのかしら……」と心乱れたそうです。今ではこれくらいのお皿、立派にぺろりです。
この前菜、手前のパプリカや金柑、わさびのおひたしなどもとてもおいしくて、満足感がありました。この後お蕎麦が一枚出てきて、それでおしまいでも大丈夫というくらい、たっぷりとしていました。
雨夫さんは日本酒好きなので、二杯目からは日本酒です。私もひとくちいただきましたが、いい香りでした。作の 2020 しぼりたてで、かわいいパッケージです。お椀はなんらかの芋でくるりとつつまれた鴨でした。おいしかったし、豪華でした。「おいしい」って四回くらい言ってしまいました。
お店の方のおすすめで料理に合わせて、味のしっかりした純米酒、うすにごり一歩己です。雨夫さんのお父さんは魚のプロで、「さしみにわさびをのせる食べ方」を憎んでいます。「さしみの味がわからなくなるじゃないか」とのことです。納得です。雨夫さんもやりません。彼はわさびや辛子の類いが苦手だからです。私はやります。わさびがだ〜い好きだからです。わさびをごはんにのせて食べたいと思うほど、わさびが好きです。
予約したとき、「なにかお好きなものは……」と聞いて頂き、「前回伺ったときいただいた牛タンがおいしかったです!」とリクエストするにいたった牛タンの煮込みです。やわらかくておいしくて、思わず目を閉じました。一緒にたかれていたジャガイモがまたどうしたわけかおいしくて、不思議だなと思うほどでした。
ちなみにここまで、私は最初にスパークリングワイン、次に白ワイン、さらに赤ワインと順調に飲みすすめ、最後はしょうが酒のソーダ割をいただいていました。
ごはんはのどぐろの炊き込みごはんでした。
おいしかった……。口の中いっぱいにひろがるのどぐろの香り、味、うまみ。おかわりもしてしまいました。
デザートのわらびもちとほうじ茶まで全部、全部、ふんわりとおいしかったです。
そして、昨日はバレンタインデーでもありましたので、家に帰ってチョコケーキも食べる始末。
この日摂取した栄養をうす〜〜〜く伸ばして、二週間くらい絶食できたらいいのにと思いました。
おわり