プール雨

幽霊について

金曜ロードショーで『耳をすませば』

  • うーん、芸が細かい。
  • 雫が友だちとベンチに座って歌うところでは、友だちの方は雫を見て笑うけど、歌詞を書いた雫は紙の方を見てるとか、駅で走る雫のスピードが上がったり下がったりちょっと別の方を見たりとか、からくり時計を見るシーンでのガラスの反射で見づらいからどうのこうのとか、細かいからつい見続けちゃうなあ。
  • 雫は歩道のない街の団地に住んでる。そこから電車に乗って市立図書館に行く。図書館からちょっと行くと別世界の住宅街に出る。
  • 現状、天沢なにがしは初対面で人に向かって「おまえ」って言う、ばかな奴。
  • 「諸君、予鈴だよ!」この養護の先生の言葉遣い、懐かしい。こういう話し方する女性の先生いたなあ。
  • それにしても雫の通学路、車こわいなあ。この子たち奇跡的に交通事故に遭わずに済んでる。
  • 現状、雫のお姉ちゃんの言うことは常にもっともである。
  • ゆうこ、かわいそうに。
  • ゆうこんちもお金持ちなんだなあ。広い子ども部屋。
  • ゆうこのへやにはシステムコンポがあるんだけど、スピーカーはどこに設置されてるんだろう。やっぱり上の方なのかなあ。
  • 小説を書いている雫の動き、リアル。芸が細かい。

初めて通しで見た。
細かいことが細かく効いていて見応えありました。
猫を追いかけてたどり着いた異世界高額納税者の住む街でした。そこで雫は今まで触れたことのない夢に触れてしまう。
大人の目から見ると色々と身も蓋もないけど、主人公達が中学生だから成り立つ話。
団地っていうふるさとからお姉ちゃんは出て行く。いつか同じように雫も出て行くだろう。お母さんお父さんの物語はまた別の話。そういうことがあの歩道のない、坂の多い街で起きている。