先週テレビで放送された『刑事コロンボ』と『名探偵ポワロ』。コロンボもポワロも風邪を引いていました。日本初公開が 1976 年だった「ビデオテープの証言」のコロンボと、1992 年日本公開「猟人荘の怪事件」のポワロが、2020 年初冬の日本で出会って仲良く風邪をひいていたのです。
コロンボの方はいつの間にか治っていましたが、ポワロは結構重症で一時期は寝込みました。その、寝込んでいるポワロにヘイスティングスが「私に任せて、大丈夫!」と繰り返し言ったときの不安感ときたら、夢に見そうです。
三週間前に 39 度の高熱を出した夫ですが、なんとまだ治りきっていません。
高熱が出るというのは大変なことなのですね。
私たちはよく「風邪をひきそうだな」となると、足湯に入ります。洗面器に 45 度くらいのあっついお湯をはって、足をつっこんで我慢してじんわり汗が出てきたらしめたもので、後はばたーんと寝てしまえば、風邪、悪くならない。
これを、夫は熱が出てからのこの数週間、ちょくちょくやり、お風呂からへとへとになって上がってくるということを繰り返していました。
私は頭の隅で、「これ、熱が出ている今やるの、よくないんじゃないかな」と思っていましたし、彼も「もうすでに風邪引いているのに、こんなことしてていいのか?」と思ったそうです。
でも、ついやってしまうのですね。足湯の成功体験がありますから。
今日、薬局で「それ、ダメ絶対」と注意されました。
二人とも、「やっぱりそうかあ」と思いつつ、薬局をあとにしました。そしてお弁当屋さんでお弁当を買い、おまけにもらった蒸し栗を食べながら帰りました。
おしまい