前回までのあらすじ
二回目の緊急事態宣言と三回目の緊急事態宣言のごく短い期間に、私は奥多摩散歩に出かけました。
2.帰ろうと思えば帰れる距離のところに泊まりました
以前からたまに、至近なところ(隣県など)に泊まっては「物好きだなあ」と自分で自分を笑ってきましたが、この奥多摩エリアは泊まろうとする度、台風や豪雪でキャンセルになっていたのです。今度という今度こそ泊まってやる! と勢いこんで降り立ちました、鳩ノ巣駅。
降りるといきなりすてきな建物が見えます。
お宿に向かっててけてけ歩きますと、
渓谷に沿って、このように建物が建っています。
宿に入る前に、この渓谷の景色を眺めながらコーヒーでも飲みましょうということになりました。旅先では「コーヒーは飲めるときに飲んでおけ」が鉄則です。宿に、部屋に必ずコーヒーがあるとは限らないのだから。
お宿はマンションぽかったです。ざべすはここを別邸とするそうです。
結婚記念日のお祝いということで、おいしいごはんもいただきました。
イカ墨のスパゲッティを食べると思い出す、友人が「レシピに白ワインってあったけどなかったから日本酒でいいやって思ってたら日本酒もなくて、しょうがないからみりんを入れた!」と言って食べさせてくれた独特な食べ物。懐かしいなあ。
ごはんもおふろもいただいて、のびのびと一夜を過ごしました。ちなみにこの夜読んでいた本がこちら。
鳩ノ巣渓谷で『地下道の鳩』読んでる、私……! ととても気分がよかったです。
熟睡のうえ、目が覚めると、晴れ。
前日は曇っていたので、同じところをもう一度歩いてみることにしました。
泊まった宿が見えます。あそこに、あんな風に建っているのですねえ。きれいで、広々していて、いい宿でした。また来たいです。
夏になったらまた来たいなあ、秋もいいかもなあ、と思います。
🌙 おしまい 🌞