私は家で自作のお弁当を食べていることがあります。お弁当がないとファミチキやカップ焼きそばを食べてしまうからです。
最近のお弁当はこんなです。
カリーヴルスト風のウィンナーはまったくカリーヴルストではありませんでした。よく考えると今まで一度しかカリーヴルストを食べたことがなく、つくっていてゴール地点が明確でなかったし、材料というスタート地点もかなりぼんやりしていました。
この日は自分の分はつくりませんでした。中途半端に残った麻婆豆腐風スープを食べなければならなかったからです。
一人でお昼ごはんを食べるときに時々至る「おいしくもなければまずくもない」境地にこのときも至ってしまい、食べつつ「さっさと食べ終えたい」という気持ちが高まるのがもの悲しかったです。
シソを混ぜたごはんで鶏そぼろをサンドして上から鰹節と海苔をかけました。食べにくかったです。この食材なら「おにぎらず」的な、「ごはんサンド」的な状態に持って行くべきでした。
それで、連休が終わったら、いまさらながら「おにぎらず」に挑戦してしまうかもしれません。
でも一回、食べてみないと。またゴールの見えない状態で作り始めてオリジナルなものを生み出しても困りますし。
ここまで書いておいて恐縮ですが、今、私の頭は「近所の薔薇」でいっぱいです。スコッチローズ的な、白い、平咲きのはもう咲き終わりなのですが、ここにきて色とりどりの薔薇がいろんな場所で咲いています。
近所の薔薇をめぐる旅は快調です。薔薇だけじゃなく色々咲いたり実をつけたりしていて、風景がドラマチックです。
この桜の実をじっと見ていたら、見知らぬ人に突然「見ていてくださって、ありがとうございます」と言われてびっくりしました。
桜の精？
桜の精に「見てくれて、ありがとう」って言われたの、私？
というのはもちろん妄想で、その人は私のそばに佇立していたお子様の保護者でした。どうも私が「ひとりでいるお子様を心配してそばにいた大人」だと誤解されてしまったようなのでした。
立ち去り際、その方は「あれ、そういうわけでもないのかな？」というあいまいな笑顔を投げかけ、私は「ええ、実はぼんやりしていただけなのです」という気持ちをこれまたあいまいな笑顔に込めて応じました。
多分、通じ合ったと思います。
では、おやすみなさいませ、みずからの主であるみなさま💛💙
🌹 おわり 🌹
