夕方のアジサイ。
日陰のアジサイ。
日向のアジサイ。
のんびりするぽーちゃん。
突然ですが、今テレビで見ているドラマは『アストリッドとラファエル 文書係の事件簿』のシーズン 2 と、『ヴェラ』のシーズン 4 です(習慣でホームズとポワロとマープルも見ていますがそれはおいといて)。
『ヴェラ』はイギリスで 2011 年から放送が始まって、最新の 12 シーズンが先日放送終了したところだそうです。私は日本の BS 放送で見ていて、まだシーズン 4 の最初の方です。
主人公ヴェラ・スタンホープ警部は単刀直入で正直な物言いというだけでなくちょっと皮肉屋なところもあって、時に人を怒らせます。部下のみなさんは粘り強く彼女を支えています。ヴェラとコンビを組んでいるジョーはこれまた粘り強く、仕事自体も大変コツコツじわじわ行くタイプですが、人間関係に対してもそうで、欠点の多いヴェラとの関係をじわじわ構築していきます。シーズン 3 辺りだと、ヴェラの健康問題を気にしてかなりぐいぐい首を突っ込んでいて、晩ごはんにソーセージを食べたという彼女に向かって思わず「脂は控えないとダメじゃないですか!」と声を荒らげるシーンも。
そのジョーのヒゲが濃くなったり薄くなったりするので、私は「あれっ、このひと、先週のジョーと同一人物!?」と迷うことしばしばです。多分、疲労なんかもヒゲ(の手入れある/なし)で表現している。
ヒゲって、顔の印象をすごく変えるんですね。ちょっとヒゲが濃くなるともう認識が追いつかない。
『アストリッドとラファエル 文書係の事件簿』では、ラファエル(警視)、ニコラ(警部)、アルチュール(警部補)の三人チームにアストリッド(文書係)が加わります。四人チームになるわけです。でも、ニコラがラファエルをずっと長く想ってきた経緯もあって、あとから入ってきたアストリッドに嫉妬(と、ラファエルは言うがニコラにしてみればそうまとめられるのは心外)してしまうというくだりがあり、彼がロマコメ要素みたいなのを一手に引き受けていました。テレビでシーズン 2 が始まって「ニコラは想いを伝えられるかしら」と、その辺も楽しみに見ていたのですが、第一話を見てびっくりしました。
あれ、ニコラいなくなった……?
ニコラいない。
異動なの? 私たち(視聴者)に何のことわりもなく?
ニコラいました。シーズン 1 ではなかったヒゲがあって、「だれだろこの新人」「出入りの業者?」ってぼんやり見ていたそのひとがニコラだったのです。
ヒゲ、顔、すごく変える……!
そんな、ヒゲに驚く日々が続く今日、映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(原題:The Electrical Life of Louis Wain)』を見ていたら、恋をしたルイスがヒゲを剃ってさっぱりして意中の相手に会いに行ったところ、相手はそのことにまったく気付かず、ルイスしょんぼり、だが、一発で気付いたルイスの妹が激怒、「お兄ちゃん、ヒゲなかったら恥ずかしいじゃない! 外に行けないじゃない!」と叱咤、というシーンがあって、「へえ」と思いました。
ルイス、ヒゲを剃ったらとてもさっぱりしていました。
いいじゃん、って思いました。
その後は基本的にずっとヒゲありました。ヒゲないと、「紳士じゃない」という感じなんでしょうか。
何も調べず書いてすみません。
ヒゲについては知識もないので、以上です。
"The Electrical Life of Louis Wain" では、"ridiculous" という言葉が何度も出てきて、最初に出てきたときは「おにいちゃん、いもうとにりでぃきゅらすって言われたナ」という程度の感慨だったのが、だんだんその言葉が出てくる度に涙を誘われるようになり、最終的に嗚咽してしまうという、稀有な体験をしました。
くわしい感想はざべすが書いてくれるそうです。
おすすめです!
📺 おしまい 🎥