東京に行ってきました。
大江戸骨董市→東京交通会館→君嶋屋銀座店→東京駅→ステーションギャラリーというコースでお散歩しました。これで一万歩くらいになるみたいです。
骨董市では何も買うつもりがなかったのに、昔の香油瓶や薬瓶などをちょこちょこ買ってしまいました。アンティーク缶を買わなかった理性を褒めたいです。
骨董市から東京駅にもどる道すがら、君嶋屋銀座店に吸い寄せられて軽く一杯飲みました。
そしてまた道すがら、ちょっと怖くていつも意識してしまう湯もみちゃんを発見して、
やっぱりこわかった。ぐんまちゃんと湯もみちゃんが一緒の写真に収まっていると、「危ない! ぐんまちゃん、逃げてーーー!!」という気持ちになります。湯もみちゃんをこさえた人は責任もって湯もみちゃんの人生を構築するべきです。快適にナ。湯もみちゃんから毒を消し去ってください(毒を完全に消すと人格がかわるのでちょっと残すのが大事)。
それはいいとして、東京駅のニュー・トーキヨー ビヤホールはたいへんな賑わいでした。
名物のカミカツとビーフカレーをみんなで分けながら食べることにしました。
「カミ」は神ではなく紙でした。わかりやすく言うと、ビッグカツの大きくてあったかい版という感じで、そこに独特なソースがかかり、食べると「経験したことのない食べ物を今、むしゃむしゃと食べている!」という喜びが生じるのでした。トンカツはもう喉を通らない、概念としてのトンカツを愛する以外に道はない……という、そういう境地でも大量のビールがあればこれはいける……駄菓子だと思うことも可能……。
食べる喜びを感じるランチでした。
そしてまたもやここに戻り、
いよいよい「みちのく いとしい仏たち」展に入場です!
退場しました!
は〜〜疲れた。
ああ、すごかった。
旧南部藩領を中心に点在している仏さんたちが、ここに集まって、「かえりた〜い」ってお顔をしてました。「わたし、いつまでここにじっとしてないとならんの? ごはんは?」というお顔を。
みなさんお顔がリアル。今にも話し出しそうでした。「やばいな。この仏さん、もし住んでるところで近くにお堂とかあって、そこに安置されてたりしたら、日参してしまうな。そして必ずや、必ずや私という人間は、声に出して話しかけてしまうだろう」と一体一体に対して思いました。実際、声を出して、「どうも」くらいは言いそうになりました。
いやいや、ほんとに、ほんとに、まったく。
人間、こうした「話しかける相手」というのはどうしても必要なのだなとしみじみしました。夜な夜な AI に人生相談をしてしまう人もいるそうですし、そして、そういうことはいかにも人間的な感情としてありそうなことだと思いますし、思い返せば映画『her 世界でひとつの彼女』でエイミーが本当に彼女らしい声を出して語りかける相手は AI だったわけで。
話がずれましたけど、「みちのく いとしい仏たち」展、おすすめです!
それでは最後に、この日私が入手した瓶をご覧にいれます。
きれいでしょう。
じゃ、また。
🐘 おしまい 🍻