プール雨

幽霊について

都合により今夜、七草粥でおまけに中華粥風

 12 月 30 日から 1 月 6 日まで一日も休まず飲酒しました。また、食材の都合があり、昨日 1 月 7 日は 7 日で酒の肴みたいなのを食べました。酒の肴風ごはんは本日 8 日のお昼まで続きました。

今日の酒の肴風昼ごはんとお酒

そしてケーキ

 特に「反省した」ということもないのですが、七草を入手しましたので、「今夜は何が何でもお粥にする」と宣言したところ、お粥があまり好きではない雨夫さんが「味噌仕立てにしてくれ」とか「味を!」とか言い出したので、間をとって鶏肉を加えて塩と酒で調味したお粥に七草をのせることに。

 これでいいのでしょうか。

 わかりません。

 「これでいいのでしょうか/わかりません」と言えば、大河ドラマです。

 私は大河ドラマも朝の連続テレビ小説もほとんど見ません。それらはあまりに画面構成が独特すぎて、「ドラマ」の枠に収まらないように見えて、見始めた瞬間「これは何というジャンルの何なのだろう」と、うっかりメタ視点に立ってしまって疲れるからです。

 だが私は吉高由里子が好きです。吉高由里子をじっと見る機会はほとんどありません。だから今回の「光る君へ」はぜひとも拝見したい、拝見しつづけたいと思います。

 昨日第一話を見ましたので、感想を箇条書きにします。

 なお、これは大河ドラマリテラシーがまったくないニンゲンの言うことですので、リテラシーの高い方にはぜひ見逃していただきたく存じます。

  • 画面が明るすぎておののく。
  • オープニングが……なんだろう、このオープニングを毎度見なければならないのは、私のようなものは平気ですけど、ご家族でご覧になる方は気まずいのでは?
  • 平安京がおもちゃっぽい。
  • セット感ばりばり。
  • 照明が明るすぎる。
  • この道長(子役)があの道長になるのは納得感があるし、史実上に現象している藤原道長像とも近いのでは。
  • バカ息子としての円融天皇
  • 藤原道兼のバカ息子描写がリアルだが、リアルならよいのだろうか。そしてバカ息子のバカ方向が円融天皇とも似ている。このドラマは権力者のバカ息子をドラマの支柱にしていくようだが、バカにはバカなりの多様性があるのではないだろうか。それとも「権力者のバカ息子は最終的にみんな同じになる」という主張があるのでしょうか。
  • 兼家に対してはどういうわけか悪感情があるので、別にどう描写されてもかまわない。
  • 基本的にホームドラマなんですね。
  • 後宮を通じた噂の伝播描写に一昔前っぽさあり。
  • 春宮もバカ息子かあ。これに藤原伊周・隆家兄弟も加わるとすると、画面内におけるバカ息子率の高まりがすごい。
  • 復讐譚になるとすると、話としては古くなってしまうのではないかと心配です。
  • 一話では「雀の子を犬君がにがしつる」の話を背景に、紫式部=若紫、道長=光る君という関係性を示している。そういうラブストーリーになっていくのかな?
  • 吉高由里子は作品に恵まれていない印象があるので、ここらでなにか私の心に残るものがほしいです。
  • 繰り返すけど、全編照明が明るくて、見たことないものを見ている感じがします。陽炎にしてははっきりしているし、今のところ、ドラマとも映画とも物語とも夢とも思えない。それに、どうしても史実や、現存する物語類『源氏物語』『栄花物語』などと引きくらべてしまうだろうし、視聴者としてはちょっと変わった手続きを踏みながら見ていくことになるのではないかなあと思います。

 『紫式部日記』を読むと、紫式部は同僚の女房たちにはすごく優しくて、仲もよい。だから後宮での女性同士の助け合いというか、帝を前にして互いに手を繫いで支えあっている……という感じの話になると、現代風でいいのかなと期待していました。でも、そうはならない感じですね。

📺 おわり 📚