プール雨

幽霊について

「アバウト・タイム」

「アバウト・タイム」を見ました。
君はこの甘酸に耐えられるか。

まずこの二人がかわいい。彼の妹がかわいい。彼女のともだちがかわいい。彼のともだちもかわ……かわ……かわいい。かわいいよ。私、あの作家の人好みだわあ。「時をかけるおじさんとその息子(も時をかける)」と聞くと、いかにもおもしろくなさそうでしょう。だから今日まで見てなかった。ばかめ。去年の私よ、なんてばかなの。でも良かった、きまぐれで今日見て。みっしりおもしろかったな。お伽話なんだけど、「誰も他人のことは(たとえ家族だろうと何だろうと)どうにもできない」というシビアさもあるし、なんといっても素朴で強い主張にほっとする。
「同じ本を何度も読むこと(同じ映画を何度も見ること)」というテーマも伏流していて、本、映画好きにはたまらないものがあります。ようし、私も「エグザイル」を何度でも見ちゃう!