「このひと、前に何か読んでおもしろかったんだよな〜なんだっけな〜」とそれが何だったか思い出せないまま読み出して、「この、どうしても受け付けない要素も含みつつ、それでも読み進めていくと、ちょっといい……みたいな感じは何か別のところで味わっているな」と考えつつ読み終え、ハロプロのもろもろから受ける感じと似ているんだと気づきました。
「うっ、ちょっと勘弁」となるような諸々を含みつつ、我慢していると、最終的には「うむ」と思える……虚数とかいまいち納得行ってないけどとりあえず最後まで解いて、それから全体を見渡すと「うん、まあ、そういうこともあるかもしれませんね」と思える……みたいな感じです。
この小説よりすこし後に書いた『ナイルパーチの女子会』がまーーほんとにど迫力で。おそろしかったわあ。「ぁぁぁぁぁぁはやく、はやく読み終えたいよう、こわいよこわいよ」と泣きながら読んだ日々を思い出しました。この変化の曲線を考えると、今後も期待大といえそうです。