江古田をご存じですか?
えこた、えごた、えこだと読み方が三通りもある江古田です。wikipedia にある「中野区では『えごた』としか認識しておらず」の文言が味わい深いです。私は西武線沿線民なので「えこだ」と呼んでいますが、口にするたび一抹のためらいが生じます。
武蔵大学、日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学などがある、学生街です。
学生街といえば、書店と喫茶店。
以前から行きたい、行きたいと思っていた書店「百年の二度寝」に行ってきました。
雑貨店「オイルライフ」奥に絶賛展開中です。
店内に入ると高橋幸宏の「薔薇色の明日」が。
運命を感じました。
財布の紐がゆるくなりました。
「ほしいと思っていた本は買う」「ちょっと読んで笑ったり、どきっとしたりしたら買う」「句集、歌集などはうっかり読み込んで終わりまで読みそうだったら買う」というルールのもと、思うさま買いました。
「家に帰れば積ん読が」とか「明日の暮らしが」など、そんなことは今日はどうでもいいのです。
私の薔薇色の明日よ
いますぐ来ておくれ
薔薇色の明日よ
助けておくれ
自由になりたいんだ
と、高橋幸宏も歌っています。
そこまで言われたらしょうがありません。欲望のままに。
思うさま買い物をして、手に入れた本の分だけふっくらした私は、「コーヒー飲みたい」と願いました。すると店主の方が「参られよ」と「炭火焙煎コーヒー ぶな」につれていってくれました。
駅にほどちかい、ゆったりと落ち着いたお店です。
カップは好きなものを選べます。
チーズケーキはさっぱりとおいしく、コーヒーにサービスでつくゼリーもうれしいです。私はコーヒーゼリーが好きなのでコーヒーゼリーにしましたが、もうひとつの選択肢であったゆずゼリーがとてもおいしかったそうです。
優雅なひとときでした。
来るときに降っていた雨も帰りには上がり、駅から数分のところにいることは確かであるものの、風景の見た目が違うため、自分がどこにいるかわからなくなったりました。が、無事に駅発見。
江古田は手作りのものであふれた、働きやすそうで暮らしやすそうな街でした。
また江古田に行って、書店と喫茶店をまわってのんびりしたいです。
📚 おしまい ☕