ざべすよ!
みずからの主であるみなさま、おはようございます。
今週も日曜日さんがやってきてくれました。
みなさまはどんな風に日曜日さんと過ごされますか?
こないだ、このお城に行ってきました。もとは古河虎之助さんのおうちだったそうです。関東大震災のときには「滝野川救療所」として、被災してしまった方々のお世話に使ったり、からくも東京大空襲の被害は免れたり、敗戦により連合軍に接収されたり、いろんなことがあったそうです。アジア太平洋戦争の最中に虎之助さんの跡を継いでいた従純さんは敗戦後、財閥解体、公職追放などいろいろあって、このお城を手放さざるをえませんでした。その後大蔵省の管轄になって公園として整備もされたのですが、放置された時期が長く、1982 年に東京都名勝の指定を受けるころにはかなり荒廃してしまっていたそうです。
それが今はとってもきれいに整備・維持されていて、こうしてみんなで遊びに行けるようになっています。
雨子は意気揚々と入ろうとし、「中は撮影禁止です」と言われると「え!!」とすごく大きな声を出しました。ざべすも「え〜いいじゃないの〜」と交渉しましたが、繰り返し「だめ」と言われました。しょげかえる雨子にざべすはアドバイスしました。ゆっくり、ゆっくりまばたきすればきっと忘れないわよ。じっくり見て、ゆっくりまばたきするのよ。雨子はゆっくり頷きました。
中はとっても凝っていて、あちこちに薔薇があしらわれていました。
古河さんは薔薇がお好きだったのですね。
お庭の薔薇も見頃です。
黄色いお花は元気が出ます。
オレンジもいいですね。
でもざべすはなんといっても、ぴんくの薔薇にシンパシーを感じます。
クイーン・エリザベスさんはうんと背が高くて、下から見上げるようなかっこうになってしまいましたが、ふくふくとしてお元気そうでした。
雨子は白い花も好きだといいます。
きれいなお花たくさん見て、満足しました。
薔薇園の外には日本庭園が広がります。
日本庭園を見るコツは「じぶんの庭だ」と思うことだそうです。そうすると、ああ、あの木が邪魔だな、こっちの石を動かしたいなと思うけど、じぶんちだからお金かかるのめんどくさくて、「ま、いっか」ということになる、それでいいのだと雨夫は言います。
ほんとうでしょうか。
ざべすにはわかりません。
また来るからね。
その後は街をおさんぽして、
「されど」というお店であったかい酒まんじゅうを食べて、
猫を眺めて、
喫茶店でごはん食べて、
おうちに帰ってお昼寝しました。
薔薇や山茶花など、おおぶりで華やかなお花を見ると、ざべすはうれしい気持ちになります。
ではまた来週、お目にかかりますわ。
🌹ちぇりおですわ🌹