一昨日、箱で買ってる「ビールっぽい飲料」が届いた。ばりばりと箱を開けながら、雨夫が「ひとつ、冷凍庫に入れといて、この後飲んじゃう」と言った。私はふむふむと、それを冷凍庫に入れながら「これを忘れると大変なことになるな」と一瞬思ったが、「でも、すぐ晩酌タイムだから、さすがに忘れないだろう」と考え直した。
その日の晩ごはんは焼きうどんでした。
翌日、私は仕事へ。
雨夫は休みなので家でのんびり。本などを読みつつぼんやりしていると、何か爆発する音がしたと言います。ドン! と。雨夫は「外でなにか鳴ったのかな」と思いつつ、引き続きのんびりしていたそうです。
夜になり、二人でさあ晩ごはん食べましょという時間です。レタスと海苔を和えようと、私は冷凍庫を開けました。冷凍庫にはいつも海苔が入っています。開けるとそこにはきれいな、金色の細かい氷のつぶが溢れていました。
おや
と、その瞬間、24 時間前までしゅるしゅるしゅる〜っと記憶が巻き戻り、
「あ!!! 缶ビール、爆発してる!!!!」ということに気付きました。
風呂上がりの雨夫が「どうしたの?」と訊ねてきたとき、私は「たいへんなことが、たいへんな、たいへんな!」としか言えませんでした。
これは二人共同で犯した罪。
というわけで、冷凍庫に溢れた金色のきれいな氷はごはんのへらですくって、おいしくいただきました。
微妙な味わいでした。
🍻 おわり 🍺