「英国王のスピーチ」、見て来た。複雑で苦い話だった。王としての義務に怯える男が自分のVoiceを発見して終わり、といった単純な話ではなくて、勢いに任せて自分にはVoiceがある！と叫んですぐ、いや、それでいいのか……という演出が入るのが渋かったわー。一人の男の話としてもいろんな面があって複雑だったし、そこにもう一人、「語ること」への信仰に人生をかける男の物語がからんでいって、見る人次第というとこもあって大人っぽいし、おもしろかったよ。声の共同体の内幕はこんなんでしたーっていうドラマもあったし。
それとは無関係に日本版パンフの文章がまずくて、「｢明日までに書いて｣と言われたライターが観ずに泣きながら書いた」疑惑発生中。ひどーい！
