今日は日曜日。
しかも、10 月の日曜日です。「10 月の日曜日だなあ」と思うだけで気持ちがよいです。
よその城のあるじのみなさまも存分に 10 月の日曜日をお楽しみください。
わが城では、一足さきに、おとといからきのうにかけて小旅行をきどってきました。
雨子と雨夫が「ぱんぷきんが振り込まれたからどこかに行って思うさまのんびりしたい」と言い出して数カ月。そのぱんぷきんとやらをにぎって、ざべすたち、久しぶりにみんなでおでかけしてきました。
ところが、
台風が日本列島に添って北上中でした。
だからざべすたちは屋根のあるところから屋根のあるところへ足早に向かい、大きなお家でのんびりとしていました。
お昼ごはんは豪華に炭火焼きです!
お部屋の隅には黒電話があって、ここから「赤ワインいっぽんお願いします」「ごはんください」などと注文する仕組みでした。
ふだんなら、お客さんでもっとぎゅうぎゅうのお部屋にざべすたちだけだったので、まるで別荘に来たような気分でのんびりしました。
そして、ここからバスに乗って、予約してあったお宿まで行きました。お宿は、なんと神社の宮司さんがやっておられるとかで、そんなのとっても忙しくてたいへんなのではないかと思います。
バスのなかではみんな、爆睡しました。お昼ごはんでおなかいっぱいになっていたし、雨が降っていたし、バスの振動がきもちよかったからです。
そのせいでしょうか。
はっと気づいたらもう、晩ごはんでした!
それでまたお腹いっぱいになって、ふうふう言っているうちについうっかりみんなで寝てしまいました。
なんということでしょう。
目が覚めると、朝だったのです。
お宿では、薪でたいたお風呂にいれてもらいました。なんだかいい匂いのするお風呂でした。
「また来て下さい」とお宿のご主人に言われたので、ざべすは「またくるからね」「みんなでくるから」と言ってさよならしました。
その後は川沿いに山を下りて、途中で滝を見たり、
おとうふのアイスを食べたり、
川を見ながら謎の甘いものを食べたり、
いろいろしたのですが、基本的にだんだん広くなる川を見ていました。
雨が降っていたせいもあるのかもしれませんが、ずっと水が流れる音、あふれる音を聞いていました。岩肌からも水がしみ出していました。
川が流れるのを見ると、ざべすはどきどきします。上流では足がすくむような気持ちになって、下流では「ここからどこに行くんだろう」という気持ちになります。
川をゆっくり見るのはおもしろいです。
また川を見に遊びに行きたいです。
ではまた来週、お目にかかりますわ。
🍁 おしまい 🍁