eitoeiko さんで開催中の「桜を見る会」、行きましょうとお誘いを受けて、行きましょ行きましょとおでかけしてきました。
プレスリリースはこちら。
中止になった「桜を見る会」のあとを自主的に継いで、あれは何だったのか、「桜を見る」の名目で人々が集まり、いろんなことがうやむやになっていくこれは何なのかと考えることを通じて花開くなにか、といったところでしょうか。
折りしも、安倍元首相の東京事務所の供述全文が公開された次の日、ちょうどよくギャラリーに伺うことができました。
楽しかったです。
美術、やっぱり楽しいなと思いました。
そして、抵抗もまた、やはり楽しいなと思いました。
大きなものをそのまま受け容れるのはロマンティックでもあり、そのことに美を見出す人もいるのはわかっていますけれど、私はやっぱり考えていたいなと思うし、それに、大きくて不合理で人の手で止められないようなものは、好きじゃないのです。明らかに不合理なものがずっと続いていくのを黙って見ていると人間が嫌いになるので、離れていたいです。
ちょうどよく今、午後のロードショーでボーンシリーズをやっていて、それを毎週楽しく見ているのですけど、
明日21日(木)#テレビ東京 #午後のロードショー は
— 午後のロードショー (@tx_gogoro) 2022年4月20日
4週連続ボーン・シリーズ😎
『#ボーン・アルティメイタム』(07年/米)
主演 #マット・デイモン
最強の暗殺者ジェイソン・ボーン誕生の謎が明らかに⁉
極秘計画「トレッドストーン」とは…
シリーズ最大のスケールで送る第3弾✨
午後1時40分放送🎥 pic.twitter.com/cqMCBKbHBo
あのシリーズはラストで主人公が組織から逃げおおせるかそれを思わせるところで終わるのが特徴で、その苦みを伴った解放感がリアルで好きです。
抵抗には絶望がつきものですが、その苦しみの中に実は楽しさがあって、『ボーン・アルティメイタム』でニッキーが見せる不敵な笑みや、『ボーン・レガシー』でシェアリングが味わっている解放感にそれがほの見えています。
抗議というのは、こうあるべきなんだ——絶望的で、突発的で、そして楽しいもの。
(マリヤ・アリョーヒナ『RIOT DAYS プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い』aggiiiiiii 訳、上田洋子監修より)
ところで、会場の建物がとてもすてきでした。
さすが神楽坂、大工泣かせのすてきなおうちがいっぱいあります。
この後、「カフェに行って食事したら、帰りは昔の町並みが残るところをお散歩しましょう」「そうしましょう」と言って、カナルカフェへ。
「プラムワイン」という名前につられてボトルで出してもらった甘いお酒を飲みながら果てしなくおしゃべりをしました。そして「今、三時くらいかな、お散歩するからそろそろ出ましょうか」と時間を見たらなんと夕方でした。
石畳を踏みしめて往時を偲ぶはずが、今暮らしている人々が立てる様々な音を聞く算段が、坂の途中で売られていた不思議なケーキの詳細を確認して買う予定が……
驚く我々。
あれえ?
と、慌てて「じゃあ、また」「またね」と笑いながら解散しました。
🎨 おしまい🎪