みずからのあるじであるみなさま、おはようございます。
お元気ですか?
今日は日曜日です。日曜日さんが久しぶりに登場なのです。みなさんはこの一週間、どうされてましたか?
ざべすは雨子のお友だちと雨子と、ざべすたちでにぎやかに映画館に行きました。みんなで映画を見るのはとっても久しぶりだったので、ざべすはずっとそわそわしていました。
見たのは『犯罪都市 THE ROUNDUP』です。
マ・ドンソクさんは殺人や強盗などの凶悪犯を捕まえるお仕事をしています。このところ韓国ではそんな凶悪犯が海外に逃れ、そこでさらに旅行や出張に来た韓国人を誘拐したり殺害したりしていることが問題になっているそうです。と、そのように冒頭で説明されました。冒頭では「それはこんな感じです」とおっかない犯罪シーンが繰り広げられました。とってもおっかなくて、ざべすはドンソクさん、はやく出てきてくださいとお願いしました。
だからドンソクさんがのっしのっしと出てきたときは、とってもうれしかったです。ざべすは、ほっとして、わくわくして、どきどきしました。
ドンソクさんは犯罪現場にまっすぐ入っていきます。そして、いきなり犯罪者の手をぐいっとつかんでくるーんとまわしたりします。犯罪者はたいてい、いたい、いたいと言って、捕まります。ドンソクさんがあまりに強いので、あっという間に犯人はおなわちょうだいします。
でも、その方がいいんです。
だって、死なずに済むから。
犯罪の果てになんだかよくわかんないうちに死んじゃうよりは、捕まって、取り調べしてもらって、裁判で証言をして刑を言い渡されて、そして刑務所に入った方がずっといいと思います。刑務所で規則正しく暮らしているうちに、または、つとめあげておんもでカタギの暮らしをしているうちに、ああ、生きていてよかったなと思うよなことがあるかもしれないからです。そのときはじめて、自分の犯した犯罪のことをほんとに悔いることになるのかもしれません。
だから、ドンソクさんは天使のような人です。
そして、ドンソクさんのチームのみなさんも、ドンソクさんと一緒に仕事を重ねることで、ほんとの仕事をする、立派な刑事さんになっていて、みんないっしょうけんめいで、優秀で、能力があって、そして決して死にません。死なないように、いっしょうけんめい働きます。
ざべすはそれがほんとうの仕事だと思います。
死ぬ覚悟はいけないです。「死ぬ覚悟で」って言う人は自分が何を言っているかわかっていない、いいかげんな人です。死なない覚悟がほんとうの覚悟だと思います。
だからざべすはこの映画を見ている間、ずっとほんとうに興奮して、ずっと楽しくて、わくわくしていました。
いちばん好きなのは、お金持ちのドラ息子さんが誘拐の果てに殺されてしまうのですけど、そのドラ息子さんのお母さんである人が、とっても疲労困憊でふらふらしているのに、刑事さんや犯人の前で堂々としていて、相手の仕事を尊重し、自分の考えは明確にし、自分のハンドルを決して離さず、そして堂々としなくていい場面では思い切り座り込んだり、泣いたりするところです。いっしょうけんめいはたらくひとも、つかれたっていうのをかくさなくていいし、つらい、かなしいということをかくさなくていいんだって思いました。そういうこともかくさずにそのまま出して、そういう人がりっぱな仕事をなしとげる姿を見て、ざべすは、かくありたいと思いました。
映画のあと、みんなですてきなお店に行っていっぱいおしゃべりしたことも大事な思い出になりました。
ざべすはいい子にして、みなさんのお話をうかがっていました。このメンバーであつまるといつも
もず
と
はいろー
という言葉が出てきます。
なんでしょう?
お話は難しくてよくわからなかったけれど、ざべすはまた集まっておしゃべりしたいと思いました。
みどりいろの服の人と、きいろい服の人と、あかい服の人が集まって、映画を見ておしゃべりして、ずっと笑っていました。愚痴をこぼしているときでも、笑っていました。ざべすはそれをずっと見ていました。
また遊んでね。
また来週、お目にかかります。
🎦ちぇりおですわ🍷