おはようございます。
日曜日到来です。
日曜日さん、みなさんのところにたどり着いていますか? どうぞ一日、日曜日さんをよろしくお願いいたします。
先週、実は色々あったのですけれども、本日はなかでも、雨子の様子がおかしくなった件をご報告申し上げます。
高橋幸宏さんという人をみなさまご存じですか? ざべすはこの人のこと「おおおじさん」のように認識していました。「雨子が昔お世話になった親戚の人」かなんかだと思ってました。が、特段の縁はないそうです。会ったこともないそうです(一方的に見たことはあるそうです)。まず、そのことを知ったとき、ちょっとびっくりしました。親戚でもなければ友だちでもない人の写真を飾ったり、歌を聞いたり、雨子は変わったことをするなと思いました。
それで、6 月はその高橋さんのお誕生日月だというわけで、雨子はこのように "Blue Moon Blue" という CD に合わせて青でトータルコーディネイトして飾り散らかして、その上今度はそのおおおじさんの追悼会のようなものがあるというので、ぜひとも参る、と言うのです。
ざべすたちはそんな雨子がちょっと心配だったので、ついていくことにしました。
場所は代官山です。
「代官山に行くにはいくつか山を越えねばならない」と雨子は悲壮な覚悟をもって電車に乗りました。雨子の言う「山」とは「乗り換え」のことなのですが、その「乗り換え」に「渋谷」が挟まることを彼女は極度に嫌がるのでした。どうしてか、と尋ねると、「あがったりさがったりしているうちに、自分がいまどこにいるかわからなくなるから」と情けないことを言いました。
それでも見事に、代官山に辿りつき、ざべすたちはなんとか会場まで行くことができました。
そして入るなり、雨子はいきなり絶望してしまうのでした。雨子は「グッズ」と呼ばれる何かを買おうとしていて、それが手に入らないことを知り、うちひしがれていました。
それでも、いろんな展示を見ているうちに、雨子はしゃんとしてきたようで、ざべすたちはすこし安心しました。
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特に、360度音楽に囲まれるお部屋に入ったときは、うんと元気になりました。
雨子が大好きな「ほんとうのずんどこ」がそこにはありました。雨子はうっとりしていました。
そこに、悲劇が起こりました。
トークショーに間に合わなくなるかもしれないから、トークショーのチケットを持っている人は移動せよ
というようなメッセージが繰り返しスタッフさんから繰り出され、雨子は
はて
と思ったそうです。
「移動」とはなんぞや。私はここが展覧会の会場だと思っていて、現にこうして展覧会が繰り広げられており、そしてトークショーがここで行われると思っているのだが、「移動」?
それでスタッフさんに聞くと、トークショーは会場が別だと言うではありませんか。ざべすたちは慌てて、その会場を探し、辿りつき、到着してはみたものの、やはりどこでどうしていればいいかわからないまま何となくぼんやりと映像を眺めていました。
しょっちゅう聞いている音楽だったので、ざべすはやっぱり知り合いか、遠くの親戚の人に会っているような気持ちがしました。
そのうち、トークショーが始まり、主催の方から、諸々不手際があり、大変申し訳なかった、お詫び申し上げます、と頭を下げられ、人から頭を下げられたときの当然のなりゆきでちょっぴりしょんぼりしましたが、その後は楽しいお話を伺っておもしろかったです。会場の人はみんな、特別のおめかしをしていて、だれもかれもみんな、この高橋さんに憧れているのだなと思いました。
トークショーが終わってから、また元の会場にもどって、見たりなかったところをぐるぐると見て、結局は「ほんとうのずんどこ」の場所にたどりつき、ずんどこを味わいました。
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そして雨子はこの後ちょっぴり情緒が不安定になったので、ざべすがこうして、雨子にかわり、ご報告申し上げました。
「100 歳くらいまで生きてくれると思ったのに」
と、雨子は言います。
雨子はわりと、「何でもいいから生きていてほしい」と言います。
それはざべすもそう思います。
あと、みなさんを見ていて思ったのは、亡くなった方がいると、その後、その亡くなった方と対話する生活が始まるのだなあということです。
それ以外はよくわかんないけど、みなさんはずっと元気でいてくださいね。
どうまとめたらいいかわかりませんので、この辺りでおわりにします。
また来週。
♪ ちぇりおですの ♬