ひゅーりーろーどを行くみなさま、おはようございます!
ひゅーりーどーどを行くざべすより、日曜日到来のお知らせです。
あついですねえ。
ざべすはこないだ、『マッドマックス:フュリオサ』を見に映画館に行きました。
ざべすは「ふゅりおさ」さんて、うまく発音できないので「ひゅりおさ」さんて呼ばせてください。
この物語は、世界の今のシステムが崩壊して、たった 45 年後のお話です。たった 45 年後なので、すっごく「今のお話だ」って感じがしました。
水と油と鉄が問題なんです。それらを占有する人がいて、その人に虐げられている人がいて、その間を泥棒集団が飛び回っています。
そして、それらから隠れるようにして緑の土地に種をまいて暮らす人たちがいるのですけど、そこの女の子がひとり、泥棒集団に誘拐されてしまうんです。
泥棒集団は女の子を、お母さんを殺されたくなければ、自分たちが住んでいる場所を、その豊かな場所を教えろって脅すんです。
でも言えないんです。
あの緑の土地と、そこに住む人びとが略奪と暴力にさらされてしまうのがわかりきっているから。
その女の子が、バイク集団から、水と作物を占有するイモータン・ジョーに譲渡されます。まるで物のように取引に使われてしまうんです。彼女はその砦で、最初は子生み女たちの中にいて将来的にイモータン・ジョーの子どもを産む存在として生活するんですけど、逃げ出して、そして、整備士になるんです。
その子がひゅりおさです。
整備士としていい腕をもっていたひゅりおさは男のふりをして、何とか生き抜いていきます。生きるために彼女は、復讐と帰還の意志を胸に秘めています。母親を目の前に殺された彼女は、それがどういうことか、どういうことを生み出すことなのかを是非とも相手に知らせないといけません。
人を虐げる人は、相手に心や体があるということをわかっていません。人を人とも思わないから、とんでもないことを要求し、そして傷つけるのだと思います。
そういう人に「あなたの目の前にいるのは、物ではなく人間だったのだ」ということを伝えるには一体どうしたらいいのでしょう。
伝わらなくても、元気に生きていったらいいでしょうか。
いいえ、伝えなくっちゃいけません。
それは、奪われて、虐げられて、隠れて日々を生きてきたひゅりおさにとって、どうしても必要なことです。
"Remember me ?" というひゅりおささんの言葉はとても重いです。
相手は覚えていないんです。
記憶って愛なんだとざべすは思いました。
おぼえているって、思い出せるって、すごいことなんですね。
ひゅりおさお姉さんのお話は、すっごくおもしろくて、すっごくぞくぞくして、そして、全部ほんとうのことだと思いました。
ざべすはこれから長く続く我と我らの道をともに行ってくれる友として、長くこの『マッドマックス:フュリオサ』と『マッドマックス:怒りのデスロード』を見ていこうと思います。虐げられた人びとと、虐げた人びとと、そして虐げられた人びとを助けた人たちのお話です。
ああ、おもしろかった。
ふう。
毎日暑いですね。
みなさん、暑いときは涼しくして、水分をとって、頭痛くならないようにして暮らしてくださいね。
ではまた来週お目にかかります。
🎦 ちぇりおですわ 🎥