プール雨

幽霊について

激怒日記

あゆ

以下に、私に今、この社会がどう見えているか箇条書きで記します。経験的に以下のように見えている人はとても少なく、読むと「この書き手は頭がおかしい」と見えると思うんです。それでも自分にとってこれを書いておくのは重要なことなので、書きます。誰に宛てたものというのでもないし、つまらないことを書きますので、無理して読まないでくださいね。新情報といえるものもないですし、読んで得したい人は損するだけなので、読まないでください。

  • 2016 年ごろに、クーデターを起こされてしまって、以来、自民党の政治家は国会で 100 回以上虚偽答弁を重ねても罰されないし、裏金が明らかになっても起訴すらされない。逆に往来で自民党の政治家を非難すると排除されたり、ひどいときは訴えられたりします。公有地を格安で特定の企業に売っても、それを大々的に報じるメディアもなく、以前は政界・財界・官界・メディアの「癒着」と呼ばれたものがもう、構造として一体化しちゃってるんですね。
  • 支配階層がしっかりした構造をもってできあがってしまっていて、立法事実もないようなおそろしい法案がどんどん国会を通過し、国民、市民の財産だったものの私有化が進んでいて、飢える人や病む人の現実は「自己責任」。
  • 選挙の度に嫌なのは、そうした支配階層の排除思考を、排除される側の一般市民が承認する機会に堕しているように見えることです。
  • 先日の都知事選では、支配階層の言動に抵抗する人に対して、実力行使で排除してもいいと考える人が、少なく見積もっても東京都の有権者の中に 46 万人いること*1が数字として明らかになりました。とても辛いです。もう、人が大勢集まるところに行きたくないです。
  • 会ったこともない人に殺意を抱く人が数として立ち上がって見えるのはきつい体験です。
  • このところの選挙は「蓋を開けるまでわからない」なんて夢のまた夢で、公示日には決着がついています。組織票があるからです。有権者の 15 % くらいは何があっても自民党または疑似自民党に投票します。多いなと思います。有権者の 15 % は「人が人を支配すること」を肯定していて、法律の上に自民党がいるこの状況を受け入れている。というか、作り上げて維持強化に努めている。
  • この 15 % はまた、選挙のときに「個人として考える」ことを放棄し、個人として考える人を攻撃する人の割合ですから、そう考えるととても多いと思う。 
  • 都知事選でもうひとつ、すごく辛い、こわいと思ったのが、大手マスメディアがこぞって蓮舫を叩き、それが今もなおやまないことです。
  • これは蓮舫に投票した 1,283,262 人に対する攻撃でもあります。
  • その先頭に TBS テレビや朝日新聞が立っているのがおそろしいです。
  • この期に及んで「2位じゃ……」を持ち出す報道機関のことを軽蔑せずにいるのは難しいです。
  • 軽蔑しますよ。
  • それを信じてしまっている人がいるのはしょうがないです。
  • だって、執拗ですもん。
  • でも、本来失言でもなんでもなかった、今まさに予算を凍結されようとしている研究者に対して、「もっと別の切り口で報告を出してはどうか」という助け船だったあの言葉を今だに持ち出してくるマスコミは、明らかに、知っていてやっているわけですよね。元の動画にも、記録にも触れいていて、だれがあの予算を凍結しようとしていたか、それに対して蓮舫が何と言ったか、二年後、どうなったか、そういったことを情報の受け手はともかく、発信者側は知っていて長年これを続けているということは、もうその時点で意識的な虚偽報道です。
  • こうしたマスコミの虚偽が許されるのは、それが支配階層の意向に沿っているからで、もう日本は法律よりも上に、なんかよくわからんお金持ちのみなさんがいて、その人たちが「外国人はお金を落としてくれる観光客か、優秀な労働者以外入れないようにしよう、絶対定住阻止」とか言って法の安定性を壊してまでも……
  • 激怒しています。
  • 全然怒りがおさまらない。
  • でも、私は被支配階層の人間なので、怒ったって、だれも困らないわけなんですよ。
  • だから怒っていようと思う。
  • 毎日自分の激怒を確認する。
  • 今回の都知事選でよかったのは、蓮舫が政治家として優秀だということがわかったこと、枝野もまたそうだということがわかったこと、優れた政治家はいるということがわかったこと。それを個人として、一人で支持しようとする人たちがいることがわかったこと。
  • 社会は確実に悪くなっている。でも、悪くなるばかりじゃない。

📚 さらばです 📚

*1:田母神票、ひまそら票、桜井票を足しました。