(結末まで肝心なところをほとんど書いています)
- 観光客と移民が行き交う市場のそばの、移民のための就職斡旋所。そこで移民から相談に乗る主人公。
- 主人公の仕事は「末端の仕事」と呼ばれている。でもとてもよい仕事で、主人公は仕事をしているとき幸せそうに見える。
- だが主人公、アリスは何かを探している人。走って移動する。トレーニングもする。
- パリのテロ事件の記事と記憶。最初のシークエンスで主人公がテロ事件に関して責任を感じていることがわかる。CIA からロンドンの支局に出向していて、情報を得ることが仕事であることも。
- 「神のために働ける男」が使いとしてメッセージを受け取るが誘拐される。まるでテロリストのような CIA。
- テロの指導者ハリル、その使い、テロの首謀者デヴィット・マーサ、バイオテロなど、二つ目のシークエンスで舞台装置が説明される。
- アリス、上司エリック・ラッシュに呼び出され、アメリカン・ジョークを聞かされる。
- アリスが救えなかった、24 人の命。
- 病原体。ソヴィエトが 80 年代に開発した。それをイスラム教徒とアメリカ人が使ってテロを起こすの??
- バイオテロを準備している工場はロンドンの街中! 病原菌をもった男が外に出ると表では子どもたちがサッカーをしている。映画中、いちばんびっくりしたショット。
- アリスの隠れ家に泥棒という、不自然な展開。
- 泥棒、アリスを助けるという、不自然な展開。
- 「MI5 はママじゃないの」「俺のママならこんなへましねえよ」MI5とCIAの喧嘩がなんかすごい。
- 泥棒は元海兵隊で今泥棒。戦争以来問題を抱えて、社会になじめない。でも、戦いはできる。映画や小説ではよくあるというか、伝統的な話。
- 突然のアメフトdis 。イギリスギャグ。
- 犬……!
- 犬ー!!
- 犬のおかげ!!! 犬の飼い主すごい。
- ハリルの使いはいつも子ども。テロリストの鬼描写。
- アリス、真相を知って「座りたくなんかない」。この台詞は好き。
- エミリー、突然の見せ場! かっこよすぎて一瞬頭が止まる。
- そのころ粛々と進むバイオテロ。
- 実行犯の顔が特徴的すぎて。
- と、思ったら実行犯が作戦拒否。
- やっぱし CIA の内通者はお前か。
- 内通者、御託を述べる。悠長だぜ。
- 終盤はよくわからない。
- ジャパネットは水を売る。バイオテロの映画の最中に水を売られましても……。
- エージェント、アリス誕生! という感じのラストなのだが、それでいいのだろうか。
道に迷うアリスが、一人前のエージェントになるまで、という物語。アリスを止めているのは、作戦に失敗して 24 人が自分のせいで亡くなってしまったこと。そこに、誰が本当の敵かわからないというサスペンスが仕込まれるが、わりとすぐにそれがわかったり、いかにも怪しい人物が実際怪しかったり、そんなにはらはらできない。90 分くらいの短い映画で、作中で流れる時間も短いので、ぽんぽんぽんと話がすすむ。午後ロー向き。
ある登場人物の死に関しては納得がいかない。何の意味があっただろうか。あの人はおうちに帰らなきゃいけなかった。
突然登場する大きな犬と、その飼い主は素晴らしかった。あそこだけ急に映画っぽかった。
🎥 おしまい 🎦